心理学解説

心理バイアス解説『自信ヒューリスティック』~虚勢を張る最大のメリットとは~

自信ヒューリスティック

今回紹介する心理バイアスは『自信ヒューリスティック』です。

自信ヒューリスティックとは『自信満々な人に対して過度に信頼を置いてしまう現象』です。

このバイアスは『社会的証明の原理』からきています。

社会的証明とは『何をすべきかわからないとき、またはたくさんの人が自分と違うことをしているとき、ほかの人と同じことを他の人がやっているからという薄弱な理由だけで行ってしまうこと』で、自信ヒューリスティックでは自分の行動指針が決まっていないとき、自信満々な言動を取っている人がいたらその人の行動に引っ張られやすくなるのです。

話してる内容が同じでも話し手の覇気の違いによって受け取られ方が変わってしまうのは非常に残念なことです。

少なくとも、僕たちは完全には合理的ではないようです。

だからこそ、自分らの欠けてるところを利用しましょう。

自信ヒューリスティックの使い方

ずばり、はったりをかましましょう。

意見を出し合うとき、特に喧々諤々と意見が飛び交う会議のときなんかは自分の意見に自信を持って、はっきりと、大きな声で、胸を張って、声を上げましょう

先手を取れたらなお有利です。

会議が始まったら、もじもじせず、二の一番で口を開いて、場を掌握しましょう。

完全に相手が自分サイドにつかなくとも、自分の意見にアンカリングされてしまうでしょう。

声が大きいやつがまとめ役になる、子供も大人もそう変わらないですね。

以下参考文献

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