スマホ依存対策法

心理学的YOUTUBE断ちレポート『一週間経過編』

youtube断ちを始めて一週間が経過した。

youtube断ちを始めた理由と、実感した効果を報告する。

youtube断ちを始めた理由

ひとり暮らしを始めて親という監視がいなくなった。(いなくなってしまった)

そして、大学生になり授業がそう多くなく持て余す時間が増えた。

受験が終わった反動もあるのかもしれない。

それらが原因でyoutubeに多くの時間を費やしている。

それに危機感を覚えた。

具体的にいつyoutubeを見てしまっていたかというと、朝起きて頭が冴え始めるまでの時間や授業が終わって家に帰って昼寝して課題をした後や、読みたい本を読んで集中力が切れた時にyoutubeを開いてしまっていた。

一回youtubeを見始めると優に1時間が溶けてしまう。

そしてそのまま下手すると一日5.6時間youtubeに費やしてしまう。

また、家にテレビを置いていないのでちょっと耳がさみしいときにとりあえずyoutubeを開いてしまっていて、ご飯を食べているときや食べ終わって脳死でだらだらと見てしまい気づいたら10時みたいなことが多々あった。

そして、僕はyoutubeを見ることで何か得たか?と聞かれれば答えに窮してしまう。

もちろん、得られたことはあるのだがそれよりも失っている時間のほうが大きいと感じる。

youtubeをだらだら見てしまって意図せず多くの時間を失い、日々の行動が遅れ遅れになり、睡眠不足になり、それによりさらに誘惑に弱くなりyoutubeをだらだら見てしまい。。。(以下ループ)

間違えなく、僕にとってはyoutubeは害になっている。

断っておくが、youtubeを見ることを完全な無駄な行為だとみなしているわけではない。

『この人の動画あの見たいな』と確固たる意志を持って、youtubeを見て楽しみ、自分がしなければならない作業に戻れるなら問題ないと思う。

自分がアクセスできる情報を使い、合理的な選択を選び続けることができるいわゆる『ホモエコノミクス(経済人)』ならそうできるだろう。

だが、悲しいかな、僕は違かった。僕は『ヒューマン(人間)』だ。

だから、時に不合理な選択を行ってしまう。

今回もそうだ。

『更新されたshogunの動画みよー』と思ってyoutubeを開くといつのまにかサンドウィッチマンのコントを見てしまう。

ホモエコノミクスにはルールや制約を課さなくても彼らはうまくいく。

だが、僕を筆頭とするヒューマンはルールや制約がないとうまくいかないことが多々ある。

今回はそんなお話だ。

ルール

ルールで意識した点は時間を浪費しないことである。

活動的な行動をする時間や知的な活動をする時間を増やしたいのではない。

あくまで、自分が過去の自分の行動を振り返ったときに『あの時間無駄だったな』と感じないようにするためのルールだ。

また、心理学には『ホットコールドエンパシーギャップ』という概念がある。

興奮状態の時は冷静状態の自分の行動を上手く予測できないし逆もしかりであるという概念だ。

だから、冷静状態の自分が『今日からyoutubeをやめよう!』と心の中で誓いを立てても、興奮状態の自分はそんな誓いに歯牙にもかけず白赤のアイコンを押してしまうだろう。

だから、ルールを設定する『冷静』なときに、youtubeを見たいと『興奮』している自分が突破できないような厳しいルールを作る必要があり、その要素もルールに多く入っている。(幸いなことに興奮状態はそう長く続かない。物の1分。そこが正念場だ。)

ここからは自分が自分に課したデバイスルールを紹介する。

スマホ

youtubeアプリを入れない(元々入れていなかった)

検索エンジンの全削除(youtubeにたどり着けるものは入れない)

lineの削除(news欄の検索エンジン消してほしい)

appleストアの削除

スクリーンタイムパスワードをでたらめにする(appleストアを入れさせないようにするため)(スクリーンタイムパスワードはicloudのパスワードさえわかれば復活は可能)

spotify導入(画面を見る必要がないのとしゃべりだから集中しないと理解できないので『だらだら』が少なくなるだろうという仮説のもとでラジオを導入)

パソコン

youtubeへのアクセスブロック

line導入(パソコン版には検索エンジンがついていない)

効果

明らかに他の活動をできる時間が増えた。

本を読む時間やブログを書く時間を無理せずとれるようになった。

そして、今日5時間もyoutube見たのか、、、と絶望することがなくなった。

正直これが一番大きい。

逆にラジオを聞く時間は増えたが、時間を無駄にしている感覚は今のところない。

ラジオはyoutubeと違い『言葉』のみで情報を媒介するコンテンツなので聞き手もある程度集中しないと話に置いて行かれてしまう。(youtubeは映像や字幕で情報を補ってくれる)

集中して話を聞くことになるので内容が記憶に残る。

それによって満足感が得られる。

だから、無駄な時間という感覚がないのだろう。

情報の入り口を減らすことにより(目と耳から耳だけにする)情報収集の難易度が上がる。

それによってより多くのエネルギーが必要となり、脳の切れが良くなる。

脳の切れが良くなることでその情報をより理解し楽しめるようになる。

そんなことがあるのかもしれない。

ここまでは良かったことも書いたが、負の面も当然ある。

なんてったって、スマホからLINEを削除したのだ。

昼飯一緒に食べない?という友人からのLINEに夕方ごろに気づいて『ごめんみていなかった』と、脈なし返答よろしくの返答をしてしまったり、人と会うときはLINEを消している旨を伝え(コミットメントとしての心理効果が働くというメリットでもある)、電話番号を教えてもらったり不便はある。

だが、正直今のところはメリットの方が大きい。

このままこの生活続けてていいのかな?と自問自答したときに、胸を張って『もちろん!』とまでは言えないものの、『いいんじゃないかな』と思えるようにはなった。

続けていく。

次回『youtube断ちレポート~一か月経過編~』で会いましょう。

チャオ。

参考書籍

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