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デフォルト効果
今回紹介する心理効果は『デフォルト効果』です。
デフォルト効果は『特別考えがない限り、デフォルトの選択肢を選んでしまう現象』です。
iPhoneのデフォルトで入っているアプリを他のアプリと比べずにそのまま使い続けてしまったり、ジムへの登録でたくさんのプランがあって迷っていたら、基本の選択肢があってとりあえずそれを選んでしまうことがあると思います。
『デフォルトとしてる選択肢だから大丈夫だろう。』という安心感や人間の怠惰が人々をデフォルトにひきつけます。
デフォルト効果の使い方
デフォルトの選択肢を用意することで確固たる意志を持たない消費者をデフォルトに誘導することができます。
良くも悪くもデフォルト効果を使うことができます。
例えば、音楽のストリーミングサービスなどに登録したときにサブスクリプションの継続をデフォルトにするか、期間を設定して更新を促すのをデフォルトにするかで、消費者のためになるデフォルトか消費者のためにならない(害になる)デフォルトになります。
だから、デフォルトの選択肢を消費者のためになるものにするのか、自分たちのためになるものにするのかは選択肢の設計者によります。
選択肢を設計する人が消費者のために選択肢を作るインセンティブがあるのか否かを見極めなければいけません。
参考書籍
NUDGE 実践 行動経済学 完全版:https://amzn.to/4fOfAJq