心理学解説

心理学解説『バンドワゴン効果』~行列が人を呼ぶ~

バンドワゴン効果

今回紹介する心理効果は『バンドワゴン効果』です。

バンドワゴン効果とは『大勢の人が選んでいる選択肢が魅力的に見えてしまう現象』です。

この心理は『大勢の人が選んでいるのだから正しいのだろう』と無意識のうちに考えてしまう社会的証明の原理からきています。

また、このバンドワゴン効果はハーディングとも呼ばれます。

バンドワゴン効果が見られる場面

選挙や飲食店でこの心理効果はよく拝見されます。

選挙ではテレビやSNSなどで多くの票を集めている政治家や党を知ることで、実際に投票に行くときにその政治家や党に票を入れやすくなります。

飲食店では行列を見た人が『あのお店並んでいるからきっとおいしいんだろうな』と考え、列に加わりやすくなります。

バンドワゴン効果の使い方

バンドワゴン効果を発動させるには、多くの人が特定のものを支持していることを伝える必要があります。

一番売りたいメニューの写真の下に『一番人気』と書いたり、SNSで『~千人もの人が選んだ』や『x%の人が選んだ(x>50)』と投稿することが挙げられます。

また、汚いやり方ですが飲食店であえてテーブルの数を減らし、行列を意図的に作るなども挙げられます。

以上バンドワゴン効果の紹介でした。

参考書籍

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