心理学解説

心理学解説『一貫性の原理』~なぜ一度決めたことをやらずにはいられないのか~

一貫性の原理

今回紹介する心理効果は『一貫性の原理』です。

一貫性の原理とは「一度意思決定をしたり、特定の行動をすると、その意思決定や行動に沿う行動をとりたいと感じてしまう現象」です。


例を挙げると、選挙前のタイミングで有権者に『今回の選挙で投票に行きますか』と尋ね、「行く」という言葉を引き出すと、その言葉に縛られて、実際に選挙に行く人が増えてしまいます。

日常生活で一貫性の原理が顔をのぞかせることは往々にしてあります。

自分が『前に決めたことができない状況』で苛立ちを覚えてしまっているときに『自分がイライラしているのは過去にした意思決定現在の行動乖離からくるストレスのせいではないか。一貫性の原理にしてやられてないか。』と気づくことが出来れば、過去の自分に引きずられずに、合理的な意思決定をすることができるようになります

以上、過去の自分が足を引っ張てくる現象、一貫性の原理の紹介でした。

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