心理学解説

心理学解説『シロクマ効果』~元彼を忘れようとすればするほど忘れられなくなる~

シロクマ効果

今回紹介する心理効果は『シロクマ効果』です。

シロクマ効果とは『あることを忘れようとすればするほど、そのことが記憶に残ってしまい、忘れられない現象』です。

シロクマ実験というものがあります。

シロクマ実験

被験者ははじめにシロクマに関する映像を見せられます。

映像を見せられた後、被験者は3つのグループにわけられます。

一つ目のグループは、『シロクマのことは覚えていても覚えていなくてもよい」と言われます。

2つ目のグループは『シロクマのことを覚えておけ』と言われます。

3つ目のグループは『シロクマのことは考えるな』と言われます。

1年後被験者は再び集められ、シロクマの映像の内容をどの程度覚えているかを計るテストを受けさせられます。

その結果シロクマのことは考えるなと言われたグループが最も良い成績を残しました。

考えられる要因

シロクマのことを考えないようにエネルギーを注ぎ込むという行為によって、記憶に残りやすくなるのではないかと考えられます。

頭を捻って生まれたアイデアがぽっとでのアイデアより記憶に残りやすいのと同じです。

シロクマ効果を鑑みて自分は、忘れたいことに対して『忘れようと』念じるのではなく、『もう覚えた』と心の中で呟き、それ以上脳のエネルギーを使わないようにしています。

感覚的には忘れたいことを忘れられるようになっている気がします。(見境なくこれをしていたので、人に怒られたことも忘れてしまい同じことをして再度怒られるみたいなこともある

以上シロクマ効果でした。

参考書籍

5万年後に意外な結末 プロメテウスの紅蓮の炎:https://amzn.to/4fnGQif

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