心理学解説

心理学解説『プラシーボ効果』~なぜ効果がないはずの薬に効果が生まれるのか~

プラシーボ効果

今回紹介する心理効果は『プラシーボ効果』です。

プラシーボ効果とは『有効な成分が入っていないのにもかかわらず、偽薬=プラシーボを摂取することで、特定の症状がでてしまう現象』です。

この効果は『思い込み』や『期待』から生まれるといわれています。

期待の効能を示す例として、レストランでの食事の盛り付けがあります。

高級レストランで、白い大きいお皿の真ん中にチョコケーキがホイップシロップやチョコソースなどでまるでアートのように彩られている光景を見たことはありませんか。

お客さんはその華麗なチョコケーキを見て、『絶対おいしいだろう!』と胸を弾ませます。

これが期待です。

そして、『おいしいケーキであるだろう』という先入観を持ってチョコケーキを食べるので、おいしく感じやすくなるといわれています。(レストランが料理の味と同じくらいかそれ以上に料理の見た目に気を使う理由)

プラシーボ効果も同じで偽薬に対して『この薬を飲めば症状が治まるだろう』という期待に対して脳が反応して実際に効果が出てしまうのです。

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